患者様の診察の際の弁護士の先生の同席
先日、私が労働災害で診察している患者様の診察に、その患者様を担当されている弁護士の先生が同席されました。私も整形外科医を10年以上やっていますが、診察の際に弁護士の先生が同席されたのは初めての経験でした。
お話を伺ってみると、とてもその患者様のことを考えていらっしゃる熱心な先生である印象でした。その患者様自体もかなり重症の患者様でしたので、適切な補償がされるべきと考えていらっしゃったようです。ちょうど、外来も混んでいない時間でしたので、患者様の診察と共に、病状についても丁寧に説明をさせて頂きました。
私は弊社の医療コンサルティングの仕事で弁護士の先生とお仕事をさせて頂くことも多く、あまり驚かなかったのですが、医療コンサルティングを始める前に弁護士の先生が診察に同席されたら、幾分か構えてしまっていたのではないかと思います。一般の医師は、弁護士の先生に対して根拠のない恐怖感をもっている先生も多いです。
弁護士の先生方は医師へどうアクセスするか迷う先生も多いようです。顧問契約を頂ければ、医師へのアクセス方法や医師が受け入れやすい話の持って行き方など、細かいご相談も承ります。カルテ画像精査や意見書など以外でも、お役に立てることは多いと思いますので是非ご用命ください。
このコラムの著者
白井 康裕
このコラムの著者
白井 康裕
【経歴】
平成17年 名古屋市立大学医学部卒業
その後、クリニック・中小病院から高度医療機関・大学病院まで様々な病院で勤務や研究に従事し、多数の資格を保有。
現在も複数の医療機関にて非常勤の整形外科専門医として勤務している。
【専門分野】
整形外科領域の画像診断、小児整形外科、下肢関節疾患